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 1−2) 抜型のクリアランスについて

 クリアランスとは、抜きパンチの刃先径とダイの刃先径の寸法差を言います。
 通常クリアランスを指示する場合には、(1)両側クリアランス (2)片側クリアランス の2通りがあります。
パンチとダイの関係図

(1) 両側クリアランスは

B−A

(2) 片側クリアランスは

(B−A)÷2


 適正クリアランスの目安

 両側クリアランス = 板厚 × クリアランス係数

 材質  板厚     クリアランス  (参考値)

材質 クリアランス
係数
剪断抵抗
(kg/mm
引張強さ
(kg/mm
冷間圧延鋼鈑 (SPC) 0.15 26以上 28以上
熱間圧延鋼鈑 (SPH)
構造用鋼鈑 (SS400) 0.2 33〜42 41〜52
ステンレス鋼鈑(軟質) 52 66〜70
〃    (硬質) 56 NIL
アルミニウム (軟質) 0.1 7〜11 8〜12
〃    (硬質) 13〜16 17〜22
銅    (軟質) 18〜22 22〜28
〃    (硬質) 0.15 25〜30 30〜40
黄銅   (軟質) 22〜30 28〜35
〃    (硬質) 0.2 35〜40 40〜60
 [参考]
   1.厚板(3.2tを超える)の場合は、上の計算結果×1.4程度を目安として下さい。
   2.上表にない材質は、剪断抵抗・引張強さを参考にして下さい。
   3.お手元にワークがある場合には、実際抜き加工を行い、上表を参考に適正クリアランスを設定して下さい。
   4.機械の仕様によって最小クリアランスが決まっています。機械の仕様書も合わせてご確認下さい。

 クリアランスと製品との関係

抜きカスの状態図 クリアランス 適正
抜き面 (抜きカス)の状態 クリアランス大の抜き面 適正クリアランスの抜き面 クリアランス小の抜き面
抜きダレ
剪断面
破断面
カエリ
ソ リ
寸法精度 悪い 良好 良好
備 考 カス上りに悪影響 NIL 抜き荷重増大




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